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2022/04/12 16:56
いや~、暑い!
4月前半だというのに全国的に夏日が続いていますね。
ここ鎌倉市でも連日25℃を超える日が続いており、体温調節が追い付かない今日この頃です(笑)
着物の暦ルールによれば5月までは袷の着物になりますが、月で区切るなんて到底無理です。
昨今の温暖化の影響で、このような着物の暦ルールはもはや崩壊し始めている気がします…。
(暦ルール改定みたいなの無いのかしら?どこかが決めているわけでも無いから無理か…などと考える店主です)
先日の最高気温25℃予報の日、着付けレッスンに来ていただいている生徒さんと、みなとみらいへお出掛けしたのですが、数日前に予報を見て、長襦袢は平織りの麻にして着物は単衣の小紋にしよう!と決め、当日、出掛けました。
それでも日中は、胴回りを中心に汗でじっとり。
(下の写真は涼し気に写っていますが、室内に入るまで本当に日差しが強かったので汗だくです (笑))
この日はホテルでランチの予定だったため、あまりカジュアルにならないようにと思い、柔らか物の小紋にしましたが、近所の馴染みのお店だったら濃い色の綿麻着物にしていたかもしれません。
ということで、今回は、季節外れの暑い日の対策についてお話しようと思います。
暑いなと感じ始めたら、まずは見えない部分から調整していきましょう!
熱が身体に籠ることで暑さが倍増しますので、暑さ対策のポイントは、通気性の良い素材や形を選ぶことです。
肌着は風を通す綿100%の肌襦袢と綿100%の楊柳のステテコがオススメです。
肌に密着するTシャツタイプの肌着などがお好きな方もいらっしゃると思いますし、個々に快適と感じる感覚は違うので、あくまでも私の感覚にはなりますが、エア〇ズムなども含めて色々と試してみましたが、どうも身体に密着する肌着を着物の下に着ると暑く感じるため、約20年、昔も今も変わらず肌襦袢を愛用しています。
そして下は、ステテコ一択です!
昔は裾除けを使用していたのですが、両足の腿同士が汗で密着するのがなんとも不快で、ステテコの評判を聞いて使用してみたところ、それはもう快適でして、真冬以外は年中ステテコを履いています。
特に楊柳の加工が施されていると肌に当たる面積が少なく快適さが増しますので、オススメです。
なんだか長くなってしまったので、今回は、肌着の暑さ対策のお話に留めておきます。
